リングがあればなんでも出来る

タイでプロレスを普及させようと頑張った素人の話です

アジア初(たぶん)のスラムプロレス

タイで初、アジアでも初?

のスラムでのプロレスを控え、一般への事前告知はしない方針でしたので、プレスリリース等も当然出せません。

 

でも、この歴史的な出来事にメディアが1社も来ないというのはちょっと寂しい。

私も仕事柄メディアをどこも知らないという訳ではありません。

 

ただ、このイベントがうまくいくのか、という自信も正直ありません。

ある意味、Japan Expoやサワディカップよりも不安なイベントです。

 

観客となるスラムの子どもたちは、

プロレスを見たことがない

プロレスを知らない

バンコクでは最も治安的に問題がある場所でやる訳で、

何が起こるか分からないイベントとも言えます。

 

さすがに日本の大手放送局のバンコク支局に声をかける程の根性はありませんでした。

タイのメディアに声を掛けるほどの自信もなく、、、

そこで、前から気になっていたネットメディアにコンタクトしようと決めました。

 

「でいぜろバンコク」というYouTubeチャンネルです。

https://www.youtube.com/channel/UCIf6Be2vU1ZziTXEBoRczgg/featured

 

在タイ日本人の若い男性2人がやっているチャンネルで、

時々彼らの投稿ビデオを見ていて、彼らの目線に共感を持っていました。

 

自分も過去に何度かこういうネタやってみたい、と思っていたことをやっている、

というイメージがありました。

 

彼らの在タイ歴は、私が最初に大阪プロレスの興行をぶち上げて失敗させた時くらいのタイミングだったので、そのあたりも気になっていました。

 

単に会ってみたい、という気持ちもあったのですが、

サワディカップ実行委員でよしもと住みます芸人の「あっぱれコイズミ」氏が面識ある、

ということでしたので、セッティングしてもらいました。

 

ターミナル21のカフェで待ち合わせして初対面。

彼らが1番気にしたことは、自分たちがプロレスのことを何も知らない、ということでした。

ですが、私はむしろそれでいいと思いました。

 

グレート無茶さんの言葉を思い出したのでした。

 

「プロレスが好きな人だけでやる、プロレス村祭りではいけない」

 

タイでプロレスをメジャーにしたのなら、プロレスを知らない人に向けていかないと。

そういう意味では、なおさら「でいぜろバンコク」で良いじゃないかと。

 

「取材に必要な質問や許可などは全部こちらでやるけど、

 取材の内容や編集、構成には一切口出ししません。

 ただ1つだけお願いしたいこと。

 子どもたちのプロレスを見たリアクション

 これだけはリアルに撮っておいて欲しい!」

 

私の出した条件はこれだけで、当日の取材を快く引き受けてくれました。

 

当日は私の会社のスタッフは全員出動。

私の会社で通訳の仕事などを手伝ってくれている河野真紀さんも来てくれました。

前述のあっぱれコイズミ氏も。

 

とにかく初めての試みなので、何が起こってもおかしくない、

という気持ちがあり、不測の事態も考慮して万全の態勢で当日を臨みました。

 

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クロントイスラムに初めてプロレスのリングが立つ

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早朝からガトームーブのタイ人選手が設営してくれました

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リング完成!