リングがあればなんでも出来る

タイでプロレスを普及させようと頑張った素人の話です

「やりましょう! Japan Expoでやりましょう!」

(この原稿は2015年11月頃にフリーペーパーdacoのウェブサイトに掲載された

「タイでプロレス興行を目指す男の記録 第6回 の再掲載です)

 

 

「やりましょう!吉本さん、Japan Expoでやりましょう!」

 

覚悟をするヒマもないままに決まってしまった話に喜べばいいのか、どんな顔をしたらいいのか分からない私でした。

 

リングが年内に来て、2016年の後半、11月くらいに興行が出来たらいいかな?!漠然と考えていました。

 

リングが来てからは、タイのテレビ番組で「みちのくプロレス」の映像を流してもらうようなプレゼンテーションや協賛団体探しなどをゆっくりと進めていくつもりでした。

 

私も本業があり、プロレスだけに専念出来ない状況も考えれば、焦る必要はない、、、そんな考えだった私にいきなり台風がやって来ました。

 

Japan Expo Thailand での興行。

 

今年の8月末に開催予定だった、Japan Expo & Japan Festa ですが、皆さんもご存知のバンコク中心部での爆発事件の関係で延期を余儀なくされました。

バンコクが危ないからではなく、会場となるセントラルワールドが爆発現場から至近距離にあり、多くの犠牲者が出た場所で、その直後に日本のお祭りをする訳にはいかない、という判断です)

 

私は、10年前の第2Japan Festaからこのイベントのお手伝いをさせていただいており、今回も日本から来る予定だった多くのアーティストさんのケアの仕事をさせていただく予定でした。

 

イベントが延期になってから初めての打合せ。イベント主催者のG Yu Creative社のユパレットさんは、私が最も尊敬するタイ人の1人です。彼女の情熱とパワーとバイタリティを見て、触発され奮起したことが何度もあります。

 

Japan Expo の延期日程を確認した後、ユパレットさんから

「今回、延期になったことで時間も出来た。スペースを1つ増やして、そこで何か新しいコンテンツをやりたいんですが吉本さん何かないですか?」

という質問。

 

もちろん「プロレス」が私の頭をよぎります。

しかし、、、あまりにも準備期間がない。

(延期された日程は122日から24日)

 

イベントが延期になったせいで多額の損失を出してしまった主催者に経費を全部出してもらう形でプロレスの提案など、長年彼らと一緒にやってきた者として言えません。

 

にもかかわらず、気がつけばプロレスのリングを買ったという告白を彼女にしてしまっていました。

 

「多くのレスラーやスタッフがタイに来ないといけない話なので、主催者側に経費を全部お願いする形では考えていないですよ」

と発言するとすぐにユパレットさんが

「やりましょう!吉本さん、プロレス、私も見たいです!Japan Expoでやりましょう! お金のことは新しいスポンサーを一緒に探しましょう!」

 

寝起きでいきなりバンジージャンプのジャンプ台に立たされたような気分でした。

年下とはいえ、自分が尊敬している彼女が味方になってくれる。私の夢を共有してくれる。こんな最強援軍はいません。でも、経費を見つけることなど簡単に出来るものなのだろうか???

 

恐る恐る、みちのくプロレスさんにスケジュールの空きを聞いてみると、、、

1月はその週末だけ空いていますね!」

という返答。

 

「ゆっくりリベンジモード」だった私のお尻に特大の火が着火してしまいました。

 

という状況で急遽、協賛企業さんを募集中です。

リングのエプロン部分の広告、ジャパンエキスポのプロレスエリアでのブース出展、各試合ごとの試合オーナー(提供試合)を募集しています。

ご興味のある方はメールで詳細お問合せ下さい!

(現在は募集はしておりません)

 

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(ジャパンエキスポタイランドのイメージです)