目からウロコじゃなく目そのものが落ちるような
「吉本さんはタイでプロレスを広めたい!
という気持ちで頑張っておられるんですよね。
すごいと思います。そしてその熱もすごく分かりました。だけど、、、
プロレスが好き、という気持ちだけで真っ直ぐに頑張っていても、
集まってくれる協力者はプロレスが好きな人しかいないですよね?!」
この言葉から始まった無茶さんのお話は2018年に聞いた話で最も驚いた話でした。
事前情報は信州プロレスさんのウェブサイト
これだけでしたので、無茶さんがいきなり素顔で出てきて、
もうその時点で小パニック(笑)
私たちが最も願っているリングが真ん中にある「道場」の隅っこで初対面の話ははじまりました。
一通り今までの自分のプロレスに関してのストーリーを説明したあと、
「信州プロレスさんは協賛企業さんが100社以上あると聞きました。これはやはり無茶さんはじめ、皆さんの必死の営業活動の賜物なのでしょうか?」
という質問に対し、無茶さんは苦笑いしながら、
「うーん、正直、スポンサーになって下さい!
って頭を下げまくって営業をしたということは一度もないですねー」
という予想外の回答。
つづいて出た言葉が冒頭の言葉でした。
仰る通りです。
タイで私の活動に賛同して動いてくれる人は、プロレス好きでプロレスに理解のある人ばかりです。
もちろん、それはとても有難かったですし、とても大切な財産です
「はい、確かにそうですが….」
「僕はそこに問題があると思うんです、僕自身もそうでしたから」
もうこうなったら身を乗り出している私。
話し合いの前に缶コーヒーを買って来ると仰り、
武藤敬司さんのモノマネをして
「吉本さん、コーヒーはこれですか?」
(無糖?)
とふざけてたいおっさんに今は後光が出ていると感じた私。
「プロレスを世間に理解してもらう、多くの人に楽しんでもらう、
その為に、プロレスの理解者はとても大事なんですが、
好きな人だけのプロレス村祭りだけで大きくするのは難しいと思うんです。
だから、私は私の試行錯誤の中で今の答えを見つけたんです」
もはや直立不動で立ち上がって話を聞きたい気分でした。
誤解や批判もきっと受けるかも知れないその手法ですが、大前提として、
プロレスへの愛があることを私はグレート☆無茶代表から感じ取りました。
無茶さんから聞いた信州プロレスの試行錯誤と歩みを聞いた直後、
その場で
「パクらせてもらっていいですか?」
と速攻で言っていた私でした。