リングがあればなんでも出来る

タイでプロレスを普及させようと頑張った素人の話です

新しい目標 (再掲載分最終回)

(この原稿は2017年11月頃にフリーペーパーdacoウェブサイトに掲載された「タイでプロレス興行を目指す男の記録」 第33回 の再掲載です)

 

2回のサワディカップは第1回以上に盛り上がった反面、

お金の部分では主催者として前回以上に大きな赤字となりました。

 

  誰かを責めるつもりはもちろんありません。私の力不足です。

そして、選手たちを高待遇で呼べなかったことに申し訳なく思っています。

 

「お金」の問題を今後どうやって解決させていくべきかを考えた際、私と実行委員の間で1つのアイデアがありました。

 そのアイデア新崎人生さんやみちのくプロレスU部長にそれぞれ相談をしてみました。2人は即答でした。

「甘い!」

そんな簡単にお金集めは出来ない、という言葉でした。

プロレス業界に何十年も君臨し、辞めることもなく団体を存続させてきた2人の言葉です。私に反論の余地はなく、彼らの言葉には説得力しかありません。

 

 私たちの甘い考えは一瞬で崩れ落ちました。

 今後もお金集めという問題とは戦い続けていかねばなりません。

 

 しかし、その話のあと、新崎さんから驚きの提案がありました。

 さすがの私も想定していなかった面白い企画でした。

 私自身、プロレスに関しては全部やり切った気持ちでいました。

あとはサワディカップを存続させていく。それだけだと。。。

 

 日本で新しいリングを作って輸入

 ジャパンエキスポタイランドでプロレス興行

 アジアのプロレスラーに焦点を当てたプロレス大会の定期開催

 

 私は私の役目をもう十分果たしたと思っていました。

 むしろ多くの方のアドバイスや手助けのおかげで当初の予定よりもたくさんのことを成し遂げることが出来たことに感謝しているくらいです。

 つまり、、、、もう私がやるべきことはない。

そう思っていました。

 

 もちろん、アジアプロレスサミットサワディカップは出来る限り続けていきたいと思っています。

 これから先、タイのレスラー、アジアのレスラーが成長したり、アジア各地でプロレスが今以上に認知度を上げてメジャーになっていく姿を私はもはや見守るだけで何も助けることなど出来ません。

 

 そんな私に投げかけられた新崎さんの新しいネタ投入は暖かさに包まれていました。

「吉本さん、そんなにお金のことで苦労して、プロレスの為に悩んでお金使っているんだったら、1つ提案があります」

そんな感じで話はスタートしました。

 

残念ながらまだココでは書けないのですが、私自身「えーーーーっ!?」となりました。

想定外です。

「そんなこと出来るんですか?」

が最初の私の返答でした。

 

 大きな目標と夢が舞い降りてきた瞬間でした。

 おかげで翌日開催された第2回サワディカップも夢見心地でした 笑

 

 さて、来年のジャパンエキスポではプロレス開催がありません。

 

 次に私がプロレスのことで大きく動くのは第3回サワディカップです。

 その間にもタイの団体ガトームーブは独自の興行を打ったり、地道な活動をしています。

 

 私は陰ながら応援し、見守っていきます。

 

 しばらく連載はこれにてお休みとさせていただきます。

 来年、またお会いしましょう!

 

ありがとうございました!

 

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