リングがあればなんでも出来る

タイでプロレスを普及させようと頑張った素人の話です

マッチメイク出張

(この原稿は2016年1月頃にフリーペーパーdacoのウェブサイトに掲載された「タイでプロレス興行を目指す男の記録 第9回 の再掲載です)

 

この記事を書いている時期と掲載される時期に少し時差があると思いますが、この記事は恐らくジャパンエキスポでの開催まであと少し、という時期の掲載ではないかと。

 

 既に各試合についても発表されているはずです。

このマッチメイクは20151210日に後楽園ホールで開催されたみちのくプロレスさんの東京大会の後、

新崎人生さんと我闘雲舞さくらえみさんと私の3人で深夜のファミリーレストランでの会議で決められたものです。

プロレス素人の私にはマッチメイクに口を挟むような資格はありませんので、あくまでもファン的な立ち位置での希望だけを伝えました。

新崎さんとさくらさんの意見はとても的を得ており、

マッチメイクはこうやって出来るんだ、ととても勉強になりました。

 

 当日の試合以外で起こる様々な出来事(MCだったり乱入だったり)は、けっこうその場の雰囲気や心の高ぶりなどで発生しているものが多く、

こんなマッチメイクの段階でああしようこうしようなんて決めるものではない、ということも知りました。

 

こうして、プロレス関係者でもない、ただのファンだった私が多くのプロレスラーと知り合うことになり、

マッチメイク会議にも参加させていただくことにより、変わったことが1つあります。

 

 それは、ますますプロレスラーが好きになりました。

 

プロレスはもともと好きでしたが、プロレスラーというカテゴリに属する人々の純粋さは素晴らしいです。

この時の出張では別件で芸人のアンタッチャブル柴田さんとお会いする機会もありました。芸人さんもスゴく純粋な人が多くて、人を笑わせることに命をかける人々ですが、プロレスラーはその上を行くんじゃないかと思いました。

芸人さんにプロレスファンが多いのはそこなんじゃないかと感じる今日この頃です。

 

 前述のみちのくプロレスさんの東京での試合はさくらえみさんと一緒に観戦させていただきました。

現役プロレスラーと一緒にプロレスを観戦するなんていう経験もなかなか出来ないことでありがたかったです。

試合後もさくらさんの隣りにいるおかげでいろんな選手にもご紹介いただきました。

そして、今回の興行がうまくいき、次回に繋げていくべく時、私たちの間で最も必要だと思っている最重要人物とも直接面会をすることが出来ました。これが誰なのかはまだヒミツです。

タイのプロレス発展に絶対必要な方、という事をご本人にもお伝えし、理解して下さいました。

 

 ですが、まずは次回に続くよう、今回の興行を大成功させることに集中したいと思います。

 最後にもう一言。129日発売の「週刊プロレス」に私のことを丸1ページ掲載していただきました。

私自身は同誌からインタビューを受けたこともなく、掲載されてから知った次第です。

私へのマイナスイメージが一切つかないような優しい内容の記事でした。この記事の手配に尽力下さったのは、やはり新崎人生さんでした。

 

突然の興行決定の為、協賛が集まらない状態で私自身の持ち出し経費が多いという状況を知り

「リングを買った吉本さんが、まだ何も得をしていないじゃないですか、プロレスだけじゃなく本業でもいいから吉本さんにメリットが出るようにしたいと思って」

 

 これが新崎さんが動いていただいた理由のようです。

マッチメイク会議の時に新崎さん本人が私に仰った言葉です。

 

 持ち出しは確かにキツいですが、私は既に充分得もしたような気分です。

 

(下の写真は私のリングが完成後、みちのくプロレスさんの道場で試しに組み立てていただいた時のものです。現在船でタイまで輸送中

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のはしたろう選手にチェックしていただきました


 

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