リングがあればなんでも出来る

タイでプロレスを普及させようと頑張った素人の話です

お金で買えるものと買えないもの

(この原稿は2016年1月頃にフリーペーパーdacoのウェブサイトに掲載された

「タイでプロレス興行を目指す男の記録 第10回 の再掲載です)

 

2018年10月の私より追記
この↓の文章を今読み返してみて、この時の私に言いたいことが山ほどあります 笑
追って、過去の原稿を全部アップし終わったら書きたいと思います。

以下本文

 

 

いよいよ興行目前となりました。

いろいろありましたが、今は楽しもう、素晴らしい仕事を楽しくやろうと心がけています。

だって、お金いっぱい使ったんだもーん! (笑)

楽しまないと損です。

 

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正直な気持ちを書きます。

プロレスは好きな私ですが、

盲目的になるほどのレベルのファンではないと自覚していました。

プロレスを客観的に見てマーケティングも出来ていると思い込んでいました。

しかし、この考えは違っていたようです。

私が思っていたよりもプロレスは世間から理解されていないことを痛感しました。

ここで言う世間とはタイだけのことではありません。

日本も含めてのことです。

プロレスで協賛企業を募ることがここまで大変なことだということを知らなかったのは私の大きなミスでもありました。

世間では未だ、暴力的、野蛮なスポーツ、いじめを助長する、

などのマイナスイメージがあることを知りました。

だからプロレスはダメだと言うつもりは毛頭ありません。

この誤解を解いて、プロレスは楽しいということを知ってもらわねば、

と思っています。

 

協賛が十分に取れなかったことで、私は私財をつぎ込むことになりましたし、Japan Expoの事務局の方々にもご迷惑をかけてしまいました。

これは私の作戦ミスに過ぎず、プロレスがダメなのではありません。

だからこそ、

プロレスを1人でも多くの方に理解してもらえる為に何がなんでも実施することが大事だと。

今回は一度もキャンセルを考えたことはありませんでした。

なぜなら自信があるからです。

 

それは、プロレスがタイ人に理解されて大ブームになる自信ではありません。

それは、プロレスがプロレスラーが、素晴らしい&楽しいという自信です。

 

23日と24日の興行内容が素晴らしいことは間違いありません。

そこは私の心配することではありません。

運営する側として、会場、お客さんが盛り上がって大成功させることが私の仕事です。

そして、会場を盛り上げる為に一役買ってくれる友人が続々と現れてくれています。

 

奇しくもこの連載の中で紹介した、日本人俳優でSugoi! Japan MC、佐野ヒロ氏が会場に駆けつけてくれることになりました。

番組の中でもプロレス興行を紹介してくれました。

 

さらに、同じく連載の中に出てきた、タイ人俳優のレイマクドナルド氏からは

23日と24日のスケジュールは空けているけど何時に行けばいいの?」

という突然の連絡が。

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(告知用動画を撮ってくれたレイマクドナルド氏 )

 

男くさいことは書きたくないですが、

一緒に仕事をすることが多い彼ら2人のイケメンからの友情に泣けてしまいました。

リングはお金を出せば買えるでしょうけれど、

 

こんな気持ちはお金をつぎ込んでも買うことは出来ません。

 

他にも、吉本興業のタイ住みます芸人の「あっぱれコイズミ」さんもリングアナウンサーなどのお手伝いに名乗りを挙げて下さいました。

アジア全域で演奏活動をしている「平安桜」さんもリングで演奏させて欲しいと直接ご連絡をいただきました。

本当にありがたいです。

 

今回、私はプロレスファンから、ほんの少しですがプロレス業界に足を踏み入れた形になりました、そこで出会った人たちは、優しい人しかいませんでした。

 

熱くなり過ぎて重いことばかり書いてすみません。

マニアックなことを書いているかも知れないですが、今回の興行内容はマニアックさを出来るだけ排除した、分かりやすいものになるはずです。

皆さん、是非お越し下さい!

 

 

 

(座席は無料ですが一部指定席となります。23日、24日、両日とも午前11時からリング周辺で指定席の整理券を配布します)