リングがあればなんでも出来る

タイでプロレスを普及させようと頑張った素人の話です

折れた心のままサワディカップへ

サワディカップ本番数日前から続々と選手がバンコク入りしてきました。

出来る限り選手を迎えに行ったり、ご挨拶に行きました。

今回は当初は予算の都合でお呼び出来なかった、ディック東郷選手の緊急参戦や、

DDTの巨漢、入江選手が初タイ、初参戦なども含め、

史上最強のメンバー、そして史上最大人数の参加となりました。

ありがたいです。

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アジアプロレスサミットという文字通りの豪華メンバー


 

コミッショナーである新崎人生さんは毎回自分が空港へ迎えに行き、

自分の車で人生さんのホテルまで送るのがいつものパターンとなっています。

空港からホテルに向かう車中での会話がいつも重要で重たい話になるのが恒例です。

 

自分の今の正直な気持ちを人生さんにお伝えすべきか、

それとも今回で一旦最後にするつもりであることを隠し、

来年の日本でのサワディカップ開催に持ち込むか?

自分の腹は空港で出迎える時でも決まっていませんでした。

 

しかし、

私には駆け引きとか嘘とか、やっぱり無理でした(苦笑)

こんなだからスラムプロレスもダメにしちゃったのでしょう。

 

自分の正直な気持ちをありのままに話してしまいました。

 

新崎さんのコメントも私と同じく正直なお答えだったと思います。

 

「吉本さんには最初から言ってたよね、プロレスのせいで会社を潰したり、

 そんなことになってはいけないと。

   サワディカップが終わってしまうのはとても残念、でも仕方ないよね」

 

と理解を示してくれました。

 

今後のことは翌日もう一度話し合おうということで、

テルチェックイン後、その日は一旦別れました。

 

私自身は完全に自信喪失、というか自分の限界を感じていました。

毎回自腹になり、経済的にもきついことも含め、自分の力不足。

そして、自分じゃない、もっと優秀な人がタイのプロレスを仕切れば、

もっともっとうまくいくはず。

 

自分には商才も財力もないし、ビジネスも出来ないし、アイデアも尽きた。

もともと過去のリベンジのためにリングを買って、一度興行すればリベンジ完了

そんなことしか考えていなかった薄っぺらい男です。

 

実力不足、役不足

これ以上自分がタイのプロレス界に介在することはむしろ迷惑、

そして足手まといになってしまうだろう。

そんな風に思っていました。

謙遜でもなく、慰めて欲しいわけでもなく、本当の気持ちとして、です。

 

いろんな方々に「そんなことはない!」と慰めていただきました。

ありがたい言葉もたくさんいただきました。

ですが、私の実力がそれで上がることはない。

自分はそんな風に受け取っていました。

 

翌日の新崎人生さんとの会談の内容は後日ということで、

少しはサワディカップの中身の話もさせて下さい。

 

実は、信州プロレスのグレート無茶さんも直前まで来られる予定でした。

諸事情でお越しいただけなくて残念でした。

そして、他にもビッグネームの名前は上がっていたのですが、結局なくなりました。

が、これでももう十分に凄すぎるメンバーです。

 

それにしても、今回の参加選手の顔ぶれは素晴らしいです。

初参戦のインド、フィリピンの選手も楽しみですし、

過去の第一回、第二回のサワディカップ受賞者が揃いました。

剣舞選手(みちのく)とキングマイケル選手(香港)です。

 

私がマッチメイクをさくらえみさんにお願いする際のリクエストは1つだけでした。

剣舞選手とキングマイケル選手をメインに入れて欲しい

 組む形でも対戦でもいいので」

 

それぞれの国のチャンピオンも多いこともあり、

マッチメイクはかなり大変でかなりの時間を要しました。

こんな風になりました。

私としてはこの時点でも大満足です。

 

 

オープニングマッチ: wayタッグマッチ(インドvsフィリピンvsシンガポール

20分1本勝負

 

ゾロ& スレンドラシン(インド)

vs

ジョンセバスチャン& ジェイクデレオン(フィリピン)

vs

レディキラー& グレッググロリアスシンガポール

 

2試合: タッグマッチ(ハロウィンセレブレーションタッグマッチ)

20分1本勝負

 

ドクターゴア(シンガポール)& さくらえみ(日本)

vs

パクサ& ブルーロータス(タイ)

 

3試合: 3way マッチ(シンガポールショーダウン)

20分1本勝負

 

アイデンレックス

vs

アーセナルアフィ

vs

アンドリューテン

 

4試合:シックスメンタッグマッチ(Bad Company vs チームJAPAN

30分1本勝負

 

アース& ピーナッツ& ゴレムタイ(タイ)

vs

のはしたろう& 入江茂弘& 中澤マイケル(日本)

 

5試合:シングルマッチ

(クィーンオブアジアチャンピオンシップタイトルマッチ)

30分1本勝負

 

クリスタル(フィリピン)=挑戦者

vs

ジプシー(タイ)=チャンピオン

 

メインイベント:6人タッグマッチ

30分1本勝負

 

キングマイケル(香港)& マサ高梨(日本)& ディック東郷(日本)

vs

EKバキ(タイ)& 里歩(日本)& 剣舞(日本)

 

大会のオープニング映像は以下です

www.youtube.com

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大会前に行われた のはしたろう選手による公開プロレス講座